CONSTRUCTION理論構築サークル
理論構築サークル
理論構築サークルにおいては、法学における「治療法学 (Therapeutic Jurisprudence)」、公衆衛生学における「ハーム・リダクション (Harm-reduction)」、社会学における「デジスタンス (Desistance)」などの諸理論の社会背景・理論状況・基本構想・社会実践・将来展望等を調査し、各ユニットの研究と実践の成果を一般化・汎論化して、ATA-Netと“えんたく”を支える理論を構築する。
サークルにおけるアディクション理論の理論化・一般化・汎論化は、インターネット・携帯依存、摂食行動問題などの新たな形態のアディクションや「重複診断」のような複合的嗜癖・嗜虐行動からの回復を支える理論と実践の基盤となることが期待される。
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治療的司法(TJ)研究会 [指宿 信]
「治療的司法」理論の刑事弁護活動への応用についての調査グループを拡充して、理論と実務を架橋する研究活動を展開し、セミナーや研修を開催して、TJ弁護の普及に努める。
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ハーム・リダクション研究会 [石塚 伸一]
嗜特定の依存物質に対する規制の可否・適否を、ハーム・リダクションの視点から再整理することによって、薬物問題の位相か、処罰から回復へと向かい、多くの依存者の回復につながることをめざす。
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デジスタンス研究会 [中村 正]
回復のための当事者グループ、就労の継続がもつ意味、余暇や文化活動の実態と効果、孤立からの脱出の手段と機会、重要な他者の形成の仕方等に焦点をあてることでリスク管理中心の更生ではない「もうひとつの回復の道」を探る。