12/18(土)ATA-net研究会「〔鼎談〕刑務所で再犯防止はできるか?」

ATA-net研究会_〔鼎談〕刑務所で再犯防止はできるか?
〜刑務所出所10年の苦難と希望、そして、これからの道のり〜

【犯罪学研究センター共催】

〔趣旨〕
前科3犯、受刑歴約20年の人が刑務所生活や社会復帰後の生活の中で自分をどのように変え、土台をどのように築き、他の受刑者のために行動できたのか、そしてこれからの歩みをどのように考えているのか?そのことを法学部教授と法務省矯正局幹部が問う。
ご興味のある方ならどなたでも参加いただけます。ぜひ奮ってご参加ください。

〔司会〕森久智江(立命館大学法学部教授)
〔話者〕五十嵐弘志、中島学、石塚伸一(本学法学部教授・犯罪学研究センター長)

〔日時〕2021年12月18日(土)11:00〜12:30
〔形式〕ハイブリッド
※リモート視聴の参加者のみ受け付けます(対面会場は関係者限定)
〔参加費〕無料  〔定員〕100名
【>>お申込みページ】
※オンライン参加のための資料情報は、開催当日までに連絡します。拡散はお控えください。

刑務所で再犯防止はできるか?

【講師プロフィール】
五十嵐 弘志 氏

1964年2月10日生、栃木県生まれ。前科3犯、受刑歴約20年、獄中で主イエス・キリストと出会い、回心。受刑中に、国際弁護士佐々木満男先生が身元引受人となったことを契機に、司祭、修道女、牧師との交流を深め、文通、面会、本の差し入れなどをとおしてキリスト教を学ぶ。出所後にカトリックの洗礼を受け、祈りと真の愛の実践をめざして受刑中の人や刑務所から出所した人々のケアに奔走。2014年5月にNPO法人「マザーハウス」を正式に立ち上げ、現在、全国の受刑者との文通プロジェクト、出所者の生活、就労サポート及び、大学や更生保護団体などの講演活動において犯罪被害者支援、出所者の再犯防止に向けての提言を続けている。

中島 学 氏
法務省札幌矯正管区長。博士(法学)。1988(昭和63)年法務省入省。少年院や刑務所、法務省・矯正管区等の勤務を経て、矯正研修所副所長、美祢社会復帰促センター長、福岡少年院長などを経て現職。刑事政策・司法福祉領域において、矯正施設に関する歴史研究や処遇論、犯罪や非行に陥った人たちの立ち直り支援のあり方等を主な研究領域としている。また、NPO法人「食べて語ろう会」顧問、日本自立準備ホーム協議会(仮称)設立準備会メンバーとして矯正施設から家族等への帰住が困難な方々への支援体制の構築等にも積極的に従事している。主な研究業績として、「受刑者処遇の未来へ向けて—絆プログラムの意義と今後—」中島学・村中季衣編『女性受刑者とわが子をつなぐ絵本の読みあい』(かもがわ出版、2021年)、「矯正実務からみた自由刑・施設内処遇改革の意義と課題」法律時報93巻4号(2021年)27〜33頁、「『性格の矯正』から『社会との共生』へ—少年院の視点から—」葛野尋之・武内謙治・本庄武編『少年法適用年齢引き下げ・総批判』(現代人文社、2020年)等がある。

主催:龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)
共催:龍谷大学 ATA-net研究センター