2021年5月28日、龍谷大学犯罪学研究センターとATA-net研究センターの共催で、連続ティーチン第7回 「青少年の薬物乱用の現状と課題 ~『ダメ。ゼッタイ。』に換えられるものは何だろうか~」が、オンライン上で実施され、約128名の方が参加されました。今回は、京都府での薬物問題の現状等をお話いただき、その後にディスカッションが行われました。

 

報告者:辻 健(京都府警察本部生活安全部少年課少年サポートセンター指導育成係 係長)

 

 

【プロフィール】
辻 健(つじたけし)京都府警察本部生活安全部少年課少年サポートセンター指導育成係 係長
1983年採用
1995年捜査部門へ
2005年主に薬物捜査担当 以降 薬物乱用防止対策に関わる
2010年乱用防止対策担当
2020年少年課少年サポートセンター勤務

【講演(説明)内容】
1 青少年の薬物乱用の現状
⚫︎ 事件検挙の側面から検挙者数  大麻 5,034人 増加

2 京都府の現状

3 傾向
⚫︎ 薬物事犯で大麻が増加
⚫︎ グループ化
⚫︎ ほとんど初犯
⚫︎ 液体大麻 CBD・THC への移行

4 課題と考えられること
⚫︎ あくまでも初回乱用を回避させたい
⚫︎ 他国と比較しても圧倒的に低い乱用者率 増加傾向であるが抑え込みたい
⚫︎ ダメ ゼッタイに代わる 換えられるものはなんだろうか

5 再乱用防止と初回乱用防止
⚫︎乱用防止は同じ でも訴えかけは少し内容が異なる
⚫︎一般予防 ルールを守る 治安維持 から見ても一次予防に軸足を置いている。
⚫︎もちろん 乱用者蔑視は許されない 絵本「金色のりんご」紹介
⚫︎理解者を増やすことの大切さ
⚫︎警察の捜査段階ではほとんどが乱用の繰り返しにとどまる乱用者、回復に向けての気持ちが弱い と感じることもある。

 

 

成功裏に終えることができました。

引き続き大麻ティーチインをご視聴ください。

ATA-net シリーズ大麻ティーチイン

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