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シリーズ大麻ティーチイン 第10回「大麻とCBD」

シリーズ大麻ティーチイン 第10回

「大麻とCBD」

2021年11月2日(火)18:00~20:00(オンライン開催・事前申し込み制・参加無料)

形式:Zoom/定員:100名
オンライン開催・事前申し込み制・参加無料

申し込みサイト:https://teach-in10.peatix.com/


【報告者】吉田 智賀子さん

世界のCBDの市場は、2020年の28億米ドル(約3,000億円)から2028年には134億米ドル(約1.5兆円)に拡大し、CAGR(年平均成長率)は21%以上が見込まれており、北米及び欧州新興株式市場には、CBD製品を取り扱う企業や技術メーカー数も増加し、有望株式投資対象となっています。
CBDが注目されるその理由を、拡大する英国及び欧州市場と法規制、英国での医療大麻合法化、そして国際社会における大麻を含む違法薬物規制の変遷と傾向という観点から考えてみたいと思います。

吉田 智賀子(よしだ ちかこ)さんプロフィール
1971年、東京生まれ。
ロンドン大学SOAS(東洋アフリカ研究学院)政治歴史学部卒、同大学院中東政治修士課程修了。
麻薬対策を含むテロ対策及び治安情勢分析を専門とし、外務省、JICA、国連薬物犯罪事務所(UNODC)パキスタン事務所に勤務。
2019年より英CBDベンチャー企業Always Pure Organics(APO)のコンサルタント、アジア地域オペレーション・ディレクターを経て、2021年8月よりAlways Pure Organics Japan株式会社代表取締役兼任。
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事前お申込者へ、ZOOMミーティングID URLをPeatix登録メールアドレスに自動でお送りいたします。

お申込み 締め切り2021年11月2日(火)18:00まで

・報告会までに使用予定の端末(PC、タブレット、 スマートフォンを含む)に、「Zoom」 アプリのインストールをお願いします。
https://zoom.us/
・入室時、マイクはOFFの状態です。発言時のみONにしてください。
・入室時、ビデオはOFFの状態です。必要に応じてONにしてください。
・報告会の録画・録音は禁止いたします。
・開始15分前より入室可能予定です。

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私たちは、2020年1月、ATA-net研究センターの設立を記念し、イーサン・ネーデルマンさんをお招きして、「薬物政策とハーム・リダクション」に関するシンポジウムを開催しました。その際、つぎのことを確認しました。

「薬物政策とハーム・リダクション」に関するシンポジウム(Youtube動画)

「薬物との戦争(A War on Drug)」は終わった。薬物の自己使用を犯罪として処理することを止めようという動きが本格的化している。特定の薬物を禁止して、それを使うと捕まえて、刑務所に放り込むという厳罰主義のアプローチは、当事者の回復のチャンスを奪い、支援者との関係を断ち、地域社会の健康に有害な影響を及ぼす。わたしたちは、依存症者を処罰して、社会と刑務所を往復させる「回転ドア」を壊す必要がある。

ところが、これまで処罰の対象となっていなかった大麻の使用を犯罪化・刑罰化しようという論議が始まっています。厚生労働省は「大麻等の薬物対策のあり方検討会」を立ち上げ、医療用大麻の使用を拡大し、これまで処罰対象ではなかった「大麻使用罪」を新設しようとしています。なぜ、日本政府は、世界的潮流に抗うような作業を始めたのでしょうか。龍谷大学ATA-net研究センターと犯罪学研究センターは、連続ティーチインを開催して、現実を知ること、政府政策の意味を学ぶことから始めようと思います。

主催:龍谷大学ATA-net研究センター/共催:犯罪学研究センター
ATA-net 研究センター https://ata-net.jp/
【これまでのティーチイン開催レポート】https://ata-net.jp/joint/teach-in
犯罪学研究センター https://crimrc.ryukoku.ac.jp/
プロデュース:一般社団法人刑事司法未来 https://cjf.jp/