シリーズ大麻ティーチイン 第12回 大麻取締法違反裁判 ~大藪大麻裁判~ その違法性や有害性とは?妥当な刑罰とは?

2022年2月8日(火)18:00~20:00(オンライン開催・事前申し込み制・参加無料)形式:Zoom/定員:200名
オンライン開催・事前申し込み制・参加無料

申し込みサイト:https://teach-in12.peatix.com/

【報告者】
大藪 龍二郎 さん(被告人)
長吉 秀夫 さん(作家・舞台プロデューサー )
丸井 英弘 さん(弁護士)

【指定発言】
石塚 伸一 さん(弁護士・研究者)
園田 寿 さん(弁護士・研究者)

【企画の趣旨】
警察統計によれば、 大麻取締法違反の検挙人員は7年連続で増加しており、2000年 には5,260人を記録しました。年齢層では20代・30代の7~8割を占め、未成年が887人。中には中学生8人や高校生159人もいます。大麻は、若者の間に蔓延しているのでしょうか?

12回目のティーチインでは、 ある大麻取締法違反事件の裁判を通じて、 大麻取締りの実態を垣間見てみたいと思います。この事件は、ある陶芸家が、2021年8月8日、大麻所持罪で逮捕されたことに始まります。その後、起訴され、現在、保釈中です。同年 10月26日には前橋地裁で第1回公判が開かれました。

この裁判は、一人の芸術家を処罰するか否かの裁判ではなく、大麻取締法の矛盾を明らかにし、わたしたちの自由を守る憲法裁判です。 被告人と弁護人をお招きし、事件の本質に迫ります。乞うご期待です。

大藪大麻裁判 第1回公判リポート|長吉秀夫
https://note.com/nagayoshi/n/ne01933075a9f

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事前お申込者へ、ZOOMミーティングID URLをPeatix登録メールアドレスに自動でお送りいたします。

お申込み 締め切り2022年2月8日(火)18:00まで

・報告会までに使用予定の端末(PC、タブレット、 スマートフォンを含む)に、「Zoom」 アプリのインストールをお願いします。
https://zoom.us/
・入室時、マイクはOFFの状態です。発言時のみONにしてください。
・入室時、ビデオはOFFの状態です。必要に応じてONにしてください。
・報告会の録画・録音は禁止いたします。
・開始15分前より入室可能予定です。

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私たちは、2020年1月、ATA-net研究センターの設立を記念し、イーサン・ネーデルマンさんをお招きして、「薬物政策とハーム・リダクション」に関するシンポジウムを開催しました。その際、つぎのことを確認しました。

「薬物政策とハーム・リダクション」に関するシンポジウム(Youtube動画)

「薬物との戦争(A War on Drug)」は終わった。薬物の自己使用を犯罪として処理することを止めようという動きが本格的化している。特定の薬物を禁止して、それを使うと捕まえて、刑務所に放り込むという厳罰主義のアプローチは、当事者の回復のチャンスを奪い、支援者との関係を断ち、地域社会の健康に有害な影響を及ぼす。わたしたちは、依存症者を処罰して、社会と刑務所を往復させる「回転ドア」を壊す必要がある。

ところが、これまで処罰の対象となっていなかった大麻の使用を犯罪化・刑罰化しようという論議が始まっています。厚生労働省は「大麻等の薬物対策のあり方検討会」を立ち上げ、医療用大麻の使用を拡大し、これまで処罰対象ではなかった「大麻使用罪」を新設しようとしています。なぜ、日本政府は、世界的潮流に抗うような作業を始めたのでしょうか。龍谷大学ATA-net研究センターと犯罪学研究センターは、連続ティーチインを開催して、現実を知ること、政府政策の意味を学ぶことから始めようと思います。

【これまでのティーチイン開催レポート】https://ata-net.jp/joint/teach-in

主催:龍谷大学ATA-net研究センター/共催:犯罪学研究センター
ATA-net研究センター https://ata-net.jp/
犯罪学研究センター https://crimrc.ryukoku.ac.jp/
プロデュース:一般社団法人刑事司法未来 https://cjf.jp/